予防するための生活習慣
脳の病気を予防する為には、脳の病気を引き起こす原因になる糖尿病、脂質異常症、高血圧などの病気を予防する必要があり、その為に最も大事なのは、肥満を防ぐことです。
肥満は脳の病気に非常に近しい関係にあるからです。
肥満を防ぐために必要なのは、生活習慣の改善です。
基本的には、適度な運動をすること、ストレスを溜めないこと、食生活を見直すことです。
脳の病気を引き起こす血管の異常は、血管内に脂肪分が溜まってしまうことが発端ですので、脂質を燃焼させる為には、適度な運動を日常生活に取り入れることが必要です。
適度な運動とは、健康維持の為にする運動ですので、厳しい筋力トレーニングなどをする必要はありません。
身体の中の血液の循環を良くし、脂質を燃焼させることが目的なので、一気にがんばるのではなく、日常的に無理なく気軽に続けられるということが大事です。
例えば、毎日時間を決めて、散歩するというのも、とても良い運動習慣になります。
仕事が忙しく、散歩の時間が取れない人は、通勤時に、エレベーターやエスカレーターを使わないで階段を利用する、自動車で移動する頻度を減らすというような工夫をしてみましょう。
ただし、すでに肥満をしてしまっている人は、心臓に負担をかけないよう、注意しながら運動する習慣を身に付けてください。
ストレスを溜めないということも、あらゆる病気の予防には役立ちますので、ゆったりした気持ちで散歩をするのは、精神的にも良い効果を生み出します。
ストレスを解消する為に、過食、アルコールの過剰摂取、喫煙などに走ってしまいがちな人は、それ以外のストレスを解消する方法を見つけることが必要です。
- ゆったり入浴すること
- 好きな音楽を聴くこと
- 友人と食事に行くこと
など、日常生活の中で、少しずつ息抜きをすることも大事ですし、何か夢中になれる趣味を見つけるということもストレスの解消に役立ちます。
ストレスは、血管を収縮させるので、血圧をあげてしまうという直接的な悪影響もありますし、精神的なストレスは、あらゆる病気の原因になってしまうので、ストレスを溜めこまないような工夫をすることが大事です。