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近況・総会報告(3)

2004/11/29

名古屋・第63回脳神経外科総会にて
先端医療センター脳血管内治療部 坂井千秋


 10月7日朝、ラッシュアワーの中新神戸駅へ向かった。二人の息子を連れて。彼らは自分たちのリュックサックに好きなおもちゃを入れ、すっかり旅行気分である。こちらは、発表はないものの一応は学会参加なので、プログラムを見ながら予定を立てる。バカンスの時期でもない平日の新幹線ホームに小学生くらいの子供の姿というのは、かなりの違和感である。おやつを食べている時以外ずっとじゃれあっている二人を叱りつつ、何とか会場に到着した。予想以上の労力である。普段なら絶対に忘れることのない携帯電話を忘れたことにも気付いていなかった。
 会場に入り、一目散に託児所へ向かう。学会場では更に彼らは異質な存在である。
 託児所に入るとそこは彼らのテリトリーだ。見知らぬ場所にも全く物怖じせず、生き生きと遊び始めた。お昼には二人の好きなメロンパンとバナナを食べさせてもらうようにお願いして、託児所を後にした。
 学会を一通り見て回りどうしようかと思っていると、アメリカから来られたWakhloo先生が息子達に会いたいと言うので、様子を見がてら託児所を覗いた。二人は思っていたよりもずっとお利口に保育士さんと遊んでおり、正直なところ驚いてしまった。Wakhloo先生にも英語で挨拶ができない分、側転などの芸を披露して挨拶代わりにしていた。普段小姑のように細かい三男の、おちゃめな一面を見るようだった。
 女医会の先生方が訪ねて下さったことを聞き、御礼をと思ったが、会場が広くてなかなか会うことができなかったので、予定より若干早かったが会場を出た。帰りは三人とも疲れて、神戸まで眠ってしまった。
 子供に感想を聞いたところ、「お母さんと小旅行ができて嬉しかった」ということだった。私自身はかなり気疲れしたが、子供達の普段は見ることのできない一面を見ることができ楽しかったとも言える。
 いずれにしても、子供を連れて行くという時点で半分旅行気分になってしまうので、学会をどのような場として捉えるかということが、今後の託児所の必要性を左右するものと考えられる。コミュニケーションの場として考えれば、利用人数が増えるに従って徐々に違和感の無いものになる可能性があるが、学会が戦いの場である(と少なくとも私は考えている)現時点では、子育てはまだまだ仕事の対極にあると思われる。託児所を一般的にするには、双方の意識改革が必要であると感じた。

 以上、託児所を利用した報告と率直な感想を述べさせて頂きました。女医会の皆様、自分にとっての学会とは何かということについて考えたことはありますか? 私は今回初めて考えさせられました。「子供がいても頑張りたい」「子供ができたらもう頑張りたくない」「それほど頑張らなくて良い」等々、考え方は様々あると思いますので、是非ご意見をお寄せ下さい。
 最後になりましたが、ご尽力頂きました加藤庸子先生並びに三原千恵先生、会場内での設置をご許可くださいました吉田純前会長に心より感謝申し上げます。
 


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