高血圧を防ぐこと
脳内出血、脳梗塞、くも膜下出血などの脳内の血管に異常がおこったためにおこる病気を発症する原因の一つは、高血圧です。
高血圧は、動脈に圧力がかかることで動脈硬化を引き起こし、動脈硬化が進むと心臓病や脳卒中が発症しやすくなり、死に至るという深刻な病気です。
具体的な症状としては、
- 頭痛
- 肩こり
- めまい
- 動悸
- 吐き気
- 手足のしびれ
などがありますが、多くの場合、高血圧がかなり進行するまで自覚症状が現れません。
その為、日常的に正常な血圧を保つことということが、脳内出血、脳梗塞、くも膜下出血などの病気を、かなりの確率で予防することができるのです。
高血圧の予防、改善に必要なのは、
- 適正体重を保つこと
- 適度な運動をすること
- 飲酒の量をコントロールすること
- 禁煙
- 塩分を控えた食事をすること
- ストレスを溜めないこと
が大事です。
適正体重を保つ為には、栄養バランスのとれた食事内容にする必要があります。
脂肪分や糖分の多い食事を避け、野菜類、豆類、魚介類、海藻類を中心に、バランスの良い食事を心がけることが大切です。
それと同時に、塩分の摂り過ぎにならないよう、薄目な味付けをするようにしましょう。
高血圧の予防に適している運動
体脂肪を燃焼させる効果のある有酸素運動です。
具体的には、ウォ―キング、ジョギング、サイクリング、水泳、水中歩行などがありますが、日常生活の中で続けられるよう、上手に生活習慣の中に取り入れることも大事です。
車で買い物に行くのをやめて、自転車で買い物に行く、エスカレーターやエレベーターを利用しないで階段を上がる、会社からの帰りは、一駅手前で降りて歩くといったようなことを心掛けるだけでも、ずいぶん運動量は変わります。
飲酒
量を決め、それを越さないようにコントロールすること、休肝日を作ることを実行しましょう。
喫煙
血管を収縮させるため、血圧を上昇させるため、高血圧には非常に悪影響がありますので、必ず禁煙しましょう。
イライラしたり、落ち込んだりというような精神状態は、血圧を上昇させてしまいますので、できる限りストレスを溜めないよう、上手にストレスを解消しましょう。